料理写真は光と構図と色で変わる!プロが教える「おいしく撮るコツ」3選

インスタ映えする写真を撮りたいと思う方も多い今日この頃、さまざまな料理写真の撮影テクニックがあふれています。ですが、そんなに小難しいことを言われてもわからない!という方に、あらためて基本のキホンに絞って「おいしく撮るコツ」3選にまとめでみました。ご参考になれば幸いです。

1. 光の向きを逆光や斜光にする(順光にしない)

まず一つ目のおいしく撮るコツは「光の向き」です。これを意識するだけで、料理写真は大きく変わります。

もっともおいしく撮れる光の向きは「逆光」と「斜光」のふたつです。「逆光」とは、その名の通り「逆向きの光」です。何に対して逆向きなのか、というとカメラが向いている向きに対して逆、つまり反対の光です。

簡単に言えば、「カメラに向かって来る向きの光」それが「逆光」です。

逆光と同じように、斜光とは「カメラに向かって斜めに入って来る向きの光」のこと。

これらを意識するだけで、まったく料理写真の印象が変わってきますよ。

では、実際の撮影例をもとにみてみましょう。

前面からのライトのみ

いかにもフラッシュをカメラ側から料理にむかって真正面にあてました、という写真ですね。もちろんひとつひとつの刺身はくっきり見えますが、どこか説明的ですし、影がなくなるのでのっぺりしていて、おせじにも美味しそうには見えませんよね。はっきり言って料理写真で正面からのライトのみはNGです。

フラッシュライトが備え付けのコンパクトカメラやチェキなどはこういった写真になりがち。フラッシュを発光させない設定(=発光禁止)に変更して撮ることをおすすめしますよ。

上方からのライトのみ

つぎに、上方からのライトのみで撮影した例です。料理はさきほどの前面からのライトのみの写真と比べて、影が出て立体的に見えています。また刺身の「照り」や「つや」も出て、さきほどの写真よりは美味しそうにみえるようになりましたね。

ただ、上方からのライトのみですので、よく見ると刺身の下側の「影が強く」出ていて、うすぐらい印象です。また、左側のまぐろの赤みの左横部分が暗くなっていてほぼ見えなかったり、はまちの切断面も影が出ていてせっかくの素材の良さが見えませんよね。

ですので、横からのライトなどを足して撮影するのがプロ流のこだわり。

上方からのライトにサイドライトを足して撮影した料理写真の例

いかがでしょうか?先ほどの情報からのライトの残念だった点がすべてクリアされていますね。これがプロのライティング。

実際の撮影ではこのようなセッティングをしたりします。

撮影セッティングの例。もちろんプロ用機材を使っているので、おいしく写せるのです。

ここまでお家でするのはむずかしいですし、外食では不可能ですよね。

ですので、逆光や斜光を意識して撮影するだけでいいですよ。まずは、料理写真は光の向きで印象が変わることを覚えておいてください。

参考までにスマホで「光の向き」だけを意識した例です。あとから述べる構図や色はあまり考慮しておりませんのでご注意を。

スマホでの料理写真撮影例(あくまで参考例)

スマホ撮影例1。刺身の盛り合わせを低めのアングルで撮影。光は左横から柔らかい光があるのを利用して。
スマホでの撮影例。光の向きは左斜め奥から。そそり立つエビフライを立体的にみせられている。また手前の肉団子の照りもハイライトで艶やかに見せている。

2. 斜めの構図を意識する

つぎに、二つ目の料理写真をおいしく撮るコツは「斜めの構図」です。

初心者の方から、よく「どうすればいい構図で撮れますか?」と質問を受けるのですが、まずは「斜めの構図」に自分なりに納得いくまで取り組むことをおすすめします。

さきほどの撮影例をもう一度見てみましょう

刺身の盛り合わせの写真ですが、お皿をカメラに対して斜めに配置しています。

これが真横であればどうでしょうか?立体的にかけ、どこかつまらない印象を与えてしまうことでしょう。

その他にも撮影サンプルのページからいくつか斜めの構図を取り上げてみます。

いかがでしょうか。料理写真では、盛り付けも料理撮影の結果を大きく左右します。

3. 美味しそうな色は、青みがかりすぎない適正な色

最後は、色についてです。

料理写真の色は、美味しさの印象を大きく左右します。百聞は一見にしかず、と言います。先ほどから用いている写真を少しわかりやすく加工して比較してみましょう。

適正な色

青みがかった色

赤みがかかった色

いかがでしょうか?ずいぶんと印象が違いますよね。

刺身の盛り合わせは、青みがかった色だと寒々してくて美味しそうに見えませんよね。また、赤みがかった色は温かみがありすぎるため「ぬるそうで」美味しくみえません。適正な色は、すっきりと刺身の透明感=活きの良さが伝わって来るようです。

もちろん料理によって異なりはしますが、ある程度の法則はあります。

暖かい料理、辛い料理、肉料理など:赤みがかった色

刺身、ドリンク、デザートなど:適正な色

まとめ

料理写真をおいしく撮るコツを簡単にまとめてみました。これらのコツは、スマホでの撮影でも実践できることばかり。インスタ映えする料理をなかなか撮影できない!という方は、

  • 「光の向き:逆光または斜光」
  • 「構図:斜め」
  • 「色:青系はNG。白または赤みのある色」

を参考に、いろいろな料理を撮影してみて、美味しそうに見えるコツをつかんでくださいね。